養育特例制度を活用して将来もらえる年金を10万円増やす方法

養育特例制度は老齢厚生年金受給額が下がることを防ぐ措置

養育特例制度の正式名称は「養育期間の従前標準報酬月額のみなし措置」で、子育てを理由に給料が下がり、将来もらえる厚生年金受給額が下がることを防ぐ制度です。

給料が下がると標準報酬月額が下がり、それに伴い「厚生年金」「健康保険」「介護保険」の保険料が下がりますが、厚生年金の年金受給額は標準報酬月額の金額によって決まるため、将来もらえるお金も減ってしまいます。

そこで、子供が3歳になるまでの子育て期間中は、もし標準報酬月額が下がった場合でも、支払う厚生年金保険料は現状の標準報酬月額が適用され、将来もらえる厚生年金の計算に使われる標準報酬月額は生まれる前の金額が適用されるのです。

国の子育て支援の1つの政策が、「養育期間の従前標準報酬月額のみなし措置」になります。

標準報酬月額の具体的な範囲

「基本給は前後で変わらないからいいや」と思う方も多いですが、標準報酬月額の範囲は基本給のみではなく、残業代や各種手当の総支給額が対象となるため、ほとんどの人が活用できる制度となっております。

標準報酬月額の対象範囲は下記の通りです。

含まれもの

  • 給料
  • 残業代
  • 年4回以上の賞与
  • 各種手当

含まれないもの

  • 退職金
  • 冠婚葬祭への手当
  • 年3回以下の賞与

子育てと関係ない理由で標準報酬月額が下がった場合も養育特例制度は適用される

養育特例制度の活用ポイントは子育てと関係のない理由で標準報酬月額が下がった場合でも対象となる点で、例えば転職をしたりして標準報酬月額が下がった場合でも適用されます。

転職をして「手当がなくなった」「残業代が減った」などの理由でも該当するということです。

また、怪我などで出勤日数が減ったことが理由で標準報酬月額が下がった場合でも対象となります。

養育特例制度の対象者の範囲は「3歳未満の子供がいる厚生年金に加入している親」

養育特例制度の対象範囲は「3歳未満の子供がいる厚生年金加入者」なので、当然夫も対象となります。

厚生年金の加入は絶対条件なので、退職した方は制度を活用できません。

養育特例制度を受けるための手続きの流れと必要書類

養育特例制度の手続きは非常に簡単で、下記の書類を事業主に提出すれば完了します。

  • 厚生年金保険養育期間標準報酬月額特例申出書
  • 戸籍謄(抄)本または戸籍記載事項証明書
  • 住民票

※提出日から遡って90日以内に発行されたものをご提出ください。
※養育特例の要件に該当した日に同居が確認できるものをご提出ください。

厚生年金保険養育期間標準報酬月額特例申出書」は必要事項を記入するだけで、その他書類は集めて終了となります。

養育する子がいなくなった場合は「終了届」を提出する

養育特例制度は提出すれば基本的に終わりですが、下記2パターンに該当する場合は「厚生年金保険養育期間標準報酬月額特例申出書・終了届」を提出しなければなりません。

  • 当該子を養育しなくなったとき
  • 養育していた子が死亡したとき

いつまでという期限はないですが、早急に対応しましょう。

養育特例制度のQ&A

その他、養育特例制度でよくある質問に関してまとめておきます。

退職した場合は対象外

養育特例制度は厚生年金の加入が条件なので、対象外となります。

転職した場合は転職の入社時に必要書類を提出

転職した場合、入社時に養育特例制度に必要な3つの書類を、新しく入社する会社に提出すれば手続き完了です。

申請し忘れていた場合も過去2年間遡れる

最も多いのが子供が2歳や3際になってから養育特例制度を知ってしまうパターンですが、養育特例制度は最大2年遡ることができるのでご安心ください。

まとめ

養育特例制度は非常に役立つ制度ですが、標準報酬月額等難しい言葉が多く、すぐに貰えるお金ではないので提出しない方が非常に多いです。

標準報酬月額は残業代も含まれ、また夫も対象となるためほとんどの場合が活用できる制度ですので、とりあえず養育特例制度に必要な書類を提出することをお勧めします。

提出して結果として養育標準報酬月額が下がらなかった場合は罰則等はなく、終わったタイミングでも必要な手続きはないので、とりあえず出しておくことをお勧めします。

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